人生はわからないものです。
今、私は毎月、東京へ行き、ミュージック・ペンクラブ・ジャパンの理事会にポピュラー部門の理事の1人として出席をしています。
でもほんの3ヶ月前までは、自分が東京へ毎月、いくことになるとは思ってもいませんでした。
さらに半年前は、実はミュージック・ペンクラブ・ジャパンという団体の存在も知らなかったのです。
ペンクラブの名前を知らなかった、と言えば、正確ではないかもしれません。
なぜなら昨年、私は一度だけ、このサイトを訪れた記憶があるからです。
それはTwitterで知り合ったJPOP関係者の経歴の中にミュージック・ペンクラブ・ジャパン会員、というのがあって、一体、どういう団体なのだろう、と思い、検索したことがあるからです。
その時、メンバーのお名前や肩書きを見て、到底、自分などお呼びでない、と思った記憶があり、サイトを閉じたのですが、URLをスマホのどこかに保管していたのか、今でも、それはどこにあるか見つけられないままです。
それから一年以上、ペンクラブの存在も名前すら、すっかり私の記憶から消え去っていました。なぜなら会員の入会資格が私には到底クリア出来そうになかったからです。
でも人生はわかりません。
ある朝、寝起きの私が見たスマホの画面にペンクラブの名称とURLが映し出されていました。
「ペンクラブってなんだっけ?」
そう思ってURLをクリックしたことが私の人生を変えました。
あの時、寝ぼけ眼で見たURLを私がクリックしていなければ今の私はいません。
MPCJに入ることもなければ、理事として仕事をすることも絶対になかったのです。
ほんの僅かの直感のようなもの。
これが人生を変えるターニングポイントだったのです。
去年、私は何度か東京へプライベートで出かけました。
羽田に着くたびに、「いつか仕事で東京へ来れるようになりたい」と漠然と思っていました。
今、私は毎月、MPCJの仕事をしに東京へ行きます。
いつか社会的ポジションが取りたいと願ったそのポジションは、MPCJという日本で唯一の音楽評論家の団体に所属し、理事という椅子に座ることで叶えられました。
フリーの人が多い音楽業界の中で、社会的後ろ盾があるということが、これほど心強いものなのだということを、業界の様々なシーンで感じています。
人生は、ある日、突然、何が起きるかわからないのです。
ただ言えることは、
決して「諦めない」
自分が漠然と願ったもの、思い描いたものは、諦めなければ必ず叶えられる、ということを私は今回、学びました。
自分がやりたいことで社会的ポジションを取る。
私は本当に何の苦労もせずに一通のメールが私の人生を変えたのです。
ほんの少しの勇気を出して、メールをMPCJに送っただけなのです。
それが私の人生のステージを変えました。
自分であんパンも決められず、たった一枚のTシャツを買うのに一昼夜悩み倒して行動も出来なかった私でも、人生を変えることが出来たのです。
誰でも自分の人生を変えることは出来る。
私はそう思います。
自分の本心の満足に従って物事を選択して行けば、自然と人生の軸は回り始める。
決して諦めないこと。
私は昔から「諦め」だけは悪かったのです。
決断力がないから、諦められないのです。
そんな私でも人生を変えることが出来ました。
あなたも人生は変わります。