2週間もこちらのブログを放置してしまいました。すみません。

今日は、最近、私が明らかに人生のステージが変わったんだなーと実感したことを書こうと思います。

それは、先日、ミュージック・ペンクラブの理事会に出席した時、理事の方々から言われたことでした。

 

理事はクラシック、ポピュラー、オーディオの3部門からそれぞれ6、7名ずつ選出されているのですが、それぞれにいろいろな役目についています。

編集委員、音楽賞選考委員、広報・宣伝委員などですが、今年度から新たに新会員招致委員というのが出来ました。

先月の理事会で役割分担が決まり、私は、広報・宣伝委員と、新会員招致委員を担当することになったのですが、新会員招致の話し合いをしているときに、言われたのが、

「MPCJ(ミュージック・ペンクラブ・ジャパンの略称)に入ったということは、ブロガーやライターではなく、もうプロの音楽評論家ということですから、そのつもりで招致を考えて下さい」ということでした。

「旧メディア媒体(いわゆる雑誌や新聞)に書いているかいないかなど問題じゃない。もう旧メディアはどんどん無くなりつつある。新聞のサイトに書いた記事と個人のHPに書いた記事では、個人のHPの記事の方がアクセスが多かったりする時代。ネットにしか書いてないとか関係ない」と言われ、「新しい時代ってことで、松島さんにも入って貰ったんだから!もう、紙媒体はどんどん消えていく時代なんですよ」と言われたのです。

 

MPCJのメンバーの方は、「音楽の友」「レコード芸術」「朝日新聞」「日経コラム」など旧媒体と呼ばれるものを長年書き続けてきている人達ばかり。

そういう人達に囲まれて、ちょっと気後れしていたのは確かです。

殆どの人が、何らかの形で書いたものを出版しています。

それに比べて、私は本当にブログ以外の実績が何もない状態。

今から考えれば、よく所属が許可された思うほど、余りに何もないのです。

でもそう言って頂いて、ちょっと気分が楽になりました。

というか、本当に、どんどん発言を求められ、一年目のペーペーの理事なのに、並列の平等に扱われることに、感謝しています。

今は、何も実績を持たなくても、これから実績を重ねていけばいいのだと思っています。

音楽ライターというポジションから、音楽評論家というポジションへ、ハッキリ自分の肩書きもステージも変わったのを感じます。

 

 

たった一通のメールが、私をプロの音楽ライターにし、さらに今、音楽評論家というポジションに押し上げたのです。

 

その肩書きに見合うだけの働きを、これからして行きたいと思っています。

 

 

ポジションから振り落とされないために。