「作家になったら?」と言われて、
「作家って、一体何を書くのよ」
「なんでもいいやんか」
そんなことを言われても全然ピンと来ない私は、その後、日々の音楽の仕事の忙しさや、息子の進学のことですっかりそんなことを言われたことを忘れてしまっていました。
実は前世占いの翌月に紹介された四柱推命と姓名判断のところでも全く同じことを言われていたのです。
「名前がもう既に作家の名前だから、作家になればいいですよ」と。
でもそう言われても、実際、何を書けばいいのかもピンと来ず、物語を書くということへの気持ちもなく、現実的でもなかった為に、日々の忙しさの中で、すっかり忘れてしまったのです。
今でこそ、ここに書くのに思い出してみると、ああ、そう言えば前世占いが最初だったなーと思いますが、今まで自分のことを振り返る暇もないほどの経験をその後、していくことになるとは思いもしていませんでした。
ですから「文章を書く仕事をするといい」
と言われたことなど、すっかり忘れきっていたのでした。
そうやって一年以上が経ちました。
私は相変わらず、忙しく音楽の仕事をこなす毎日で、変化と言えば、ある歌手のファンになり、人生で初めてのファンクラブに入ったということぐらいでした。
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